免疫療法のジャンル分け
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免疫療法のジャンル分け
さて、免疫療法と一口にいっても様々な種類が存在します。まず大きく分けると民間の免疫療法と医学的な免疫療法の2種類があるでしょう。ここで民間の免疫療法は、きのこ・蜂蜜・サプリメントなどの健康食品および食生活の改善で免疫機能を高める方法や、ツボの刺激・気功やアロマテラピー・マッサージなどの東洋医学的な方法、「笑い」を取り入れたり良くなっているイメージを意識の中に取り込む心理的な方法などがあります。
これらは完全に民間であると区別されるものではなく、医療機関で医学的な治療とともに取り入れている所も多々あります。そしてこれらの(民間的な)やり方の中には医学的に取り挙げられているものもあります。
例を挙げれば(これは厳密な免疫療法ではありませんが)、徹底した自然食生活による栄養摂取で免疫力を高めるゲルソン療法や、プラスにイメージコントロールしていくことで病気を治癒するサイモントン療法などが挙げられます。ともにガン治療にも効果を挙げている治療法で、すでに述べた民間療法的なエッセンスも含まれているものです。
医学的な免疫療法の内容と種類
民間の免疫療法に対して、医学的な免疫療法は具体的にどのような方法をするものでしょう。概要は、採血することで免疫細胞を身体から取り出して、それを増殖や活性化をさせて身体の中に戻す、というものです。ほとんどのものがこの方法で行います。具体的な臨床データに基づいて研究・実用されている医学的な免疫療法は、これも大きく分けると2種類に分かれます。つまり、NK細胞を中心とした自然免疫の働きを活性化する非特異的ガン免疫療法と、T細胞・B細胞を主とした獲得免疫による作用を促す特異的ガン免疫療法です。
非特異的ガン免疫療法というのは、何か特定のガン(腫瘍)に的を絞らないで体中にある自然免疫の力を上げる手法です。全体の免疫力の底上げができますが、反面特定のガンの部位を攻撃する効率が悪くなります。
特異的ガン免疫療法は、獲得免疫を駆使して逆に特定のガンに対して集中攻撃をする手法になります。強力な獲得免疫を用いて悪い部位に的を絞ることができますから、非特異的ガン免疫療法と比べるとはるかに治療効率が良いのが特長です。しかしこれにも問題はあって、攻撃対象となるガンの情報がはっきりせず目印を特定できないときは使用できません。また、特定したガンとは種類の違うガンは排除することができずに増殖する可能性もあります。
また、この分類とは別に能動免疫療法と受動免疫療法という分け方もあります。
能動免疫療法は、免疫機能を活性化する物質を直接外から注入するという方法です。身体の中に元々ない物質を能動的に接種していくのでこういう呼ばれ方をしています。
それに対して受動免疫療法とは、身体の中にある免疫細胞などを採取して外で活性化などの処理を施して、それを身体に戻す手法で免疫細胞療法等とも呼ばれます。
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